ベトナムの日本の都市づくり

今日の日経新聞一面にハノイ北部に日本企業によるまちづくり計画を打ち出した。いわゆるスマートシティ構想である。
電力供給が少ないベトナムにとって電力問題は深刻な問題である。数年前に日本主導の原発計画が破棄になり、今度はスマートシティということである。本来、電力供給網を整備するのが第一であり、その次が、道路・鉄道の整備である。一つの街を人工的に作っても貧富の差を生むだけで、中国同様実験で終わってしまう。実験も重要であるが、反省のない都市計画はごみを作っているようなものだ。
この計画が成功するかは、計画にベトナム人がどのくらいかかわっているかという点であろう。昨年日本にいる建築系のベトナム留学生をいろいろ探したことがあるが、日本にはほとんどいない。つまりベトナムと日本をつなぐ技術職を持つベトナム人がほとんどいないということで、まだ日本とベトナムの交流はまだ始まったばかりである。また、開発が進んでいる南部ホーチミン、ダナンとは風土・気候も異なるので、今までのアメリカ型開発の仕方ではうまくいかないだろう。
多摩センターを見て常々思うことであるが、息の長い街づくりはそこに住む人を想像し、情熱をもって計画を練り上げ、柔軟に対応していく姿勢がとても重要である。当たり前の話であるがこれが真実だと思う。

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