INAXライブミュージアム窯のある広場・資料館リニューアルオープン

煙突の耐震工事から始まり建屋及び窯の修繕計画を進めていきました。このプロジェクトは、デザインを創造することはほとんどなく元あるものをいかに見せていくかと地味な計画でした。自動ドア、断熱材やペアガラスといった部分が新しくなったところですが、ほとんど目に付くデザインはありません。

このプロジェクトで一番大変だった部分はレンガの改修方法の選択と建築指導課との法的な協議です。どちらも言葉を使った抽象的な議論・解釈であり、専門的でない関係者には不安になる部分でもありました。そのため私が説明を繰り返しながらどの方向が適切なものであるか判定をしていきました。時間をかけた結果、施工時には変更が少なかったような気がします。

この資料館のように大正から昭和にかけて作られた建築物の利活用は、日本全国に今問題になっています。建物の老朽化を食い止め、また地域の活性化の拠点として生まれ変わることが目標だと思います。企業が行った一例ですが、何かきっかけになればと願っています。

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