資材コストの動向
オリンピック景気で建材は好調な流れであったが、3月時点でH鋼の価格が7万7000円/tで、今後の落ち込みは避けられないだろう。工事量は、着工床面積を月ごとに見ると2~3パーセント程度減少している。
今後新しい工事が出てこないようになると今まで職人不足で転嫁していた労務費がつけられなくなり、最終的には下請けの仕事の取り合いが生まれてくるだろう。
オリンピック事業の建設は一定のめどがついている、建設業の落ち込みは想定内と判断しているが、コロナの影響で減少が加速化すると考えられる。マクロ的な建設業の動向は、国の政策で変わっていくので、今後のコロナに対する政府の対応に注目していきたい。特にオリンピック開催の有無が影響すると考えている。