土・どろんこ館 clay museum

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土をテーマにしたワークショップと展示室を兼ね備えた企業文化施設。外部は版築という技法で作られた土壁で大量の土を使ってつくられている。重量感のある外観であるが内部は曲線を多用した軽やかな空間に仕上がっている。
外観は控えめで版築の土壁が全体をまとめている。地元の土を大量に運び施工した。平屋であるが、土をあげるのに土木用什重機を使い施工を行っている。桁行側の外壁は少し上部を打ち上げに傾け耐震目的で構造的な安定を考えている。室内は少し暗めにして洞窟にでも入ったかのような雰囲気にしている。入口近くの曲がった壁はじゅらく土と旧帝国ホテルで使われた黄土で焼いた煉瓦を組み合わせた大壁でこの建物のシンボルとなっている。(外構:株式会社彩土、左官:久住左官、家具:笠山家具工房、サイン:東南西北デザイン、写真:日暮雄一)

建築陶器のはじまり館・テラコッタパーク terracotta museum and park

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屋外展示のテラコッタパークと室内展示の建築陶器のはじまり館に分けられており、建築陶器のさまざまな技法を見ることができる。テラコッタとは大正から昭和初めにつくられ、主に建築外装に取り付けられていた建築装飾陶器で、すでに建築本体はどれもなくなってしまっている。日本の戦前モダニズム建築以前の貴重な資料であり、その多くはこの場所である愛知県常滑で作れらたもので、土管の生産と同じくらい人気の商品であった。
室内展示の目玉は、旧帝国ホテルの食堂部分の柱である。フランクロイドライトが当時日本に来て格闘していた煉瓦・コンクリート造の断面を見ることができる。室内に入る外観には大きな庇と黒いテラコッタが2つの軒の隅部に用いられている。夜にはライトアップが楽しめる。建築は全体的にモノトーンで、広場に植えられた植物が生き生きと見えるように考えている。小さい広場であるが、細部までこだわったデザインが人々を飽きさせない。手すりや門扉、雨水ますなど細部で実験的なことを行っている。(お時間あれば見学にお越し下さい。)(外構:株式会社彩土、左官:久住左官、家具:笠山家具工房、サイン:東南西北デザイン、写真: 日暮雄一)

工作機械メーカー工場展示 machine tool display at a factory

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工場展示とは言葉は聞きなれないかもしれないが、現在、日本の製造業は、安い労働市場を求め海外に移転を繰り返した結果、国内には稼働していない空っぽの工場が増えている。この空いた工場を企業の宣伝の場として製品の展示、品質の安定のための様々な取組の紹介などを行い、企業ブランドを確立し、新ビジネスの展開を図っている。
我々設計側も、あたらしい試みで試行錯誤を繰り返しながら改修工事と展示計画を同時に行った。2400㎡の大きな工場の改修前の状態から雨漏りや床の劣化状況を把握し、ショールームとしての機能に変えるため、バナーや照明を配置している。4つの新しい入口を設けまたその周辺部に人工芝を敷き、工事を働く場から楽しむ場に変えることを目標にした。この工場の主力商品を検査する部屋に並ぶ顕微鏡などの器具の方が建築費よりはるかに高額で技術差を感じた。倉庫の壁に用いた卵の殻からつくったエッグタイルの詳細。タイルというよりエコカラットに似た機能的素材といえるかもしれない。(展示サイン:東南西北デザイン)