つくるガウディ展 making Gaudi

自分の設計した建物の中で展示物のデザインを行うというとても稀な仕事で、ガウディ建築のあるバルセローナに視察に行きその後デザイン構成を行った。タイルと左官による仕上げで新しいガウディの世界を表現した。かなり異色の展示で話題になり、2017年の西洋美術賞に選ばれた。(タイル職人:白石普 左官職人:久住有生)

大地の芸術祭 モグラの館 2012年及び2015年) mole museum

2012年及び2015年と十日町の廃校の小学校でモグラの館と称して、土に関するアートのための会場構成を行った。
「もぐらの館」のメインエントランス と2階の廊下をメインに土で造形物を作った。
自然素材をつかって有機的なフォルムを作り各教室の展示作品をつなげる機能を担っている。2階廊下は地元の土をつかった版築で仕上げている。小学校が土におおわれていた光景は圧巻である。水を極めて少量しか使わない版築にあわせて、サボテンなどを植えている。 (植栽:柴田柚実子)

土祭 clay festival

栃木県益子町で数年前から行なわれているアートイベント。形だけの町おこしが多いなか、このイベントはしっかりしたコンセプトで行われている。
栃木県益子町で3年に一度行われる土祭りのための舞台を設計したもの。大きなコンクリートの壁に版築という技法でつくられた壁とだ土俵で構成されている。(左官:挟土秀平および白石博一)
2回目の土祭では土舞台の隣に休憩小屋を製作した。半円形の屋根のみの単純なつくりとした、壁は木刷に土と石灰を混ぜたものを塗っている。土を塗る前の下地の状態がとても良いので写真に入れておいた。また町民の協力で日干し煉瓦を3000個以上作った。その中には地震で倒壊した陶器の破片を入れてある。復興のささやかな証を埋め込めている。

植物園の温室でのインスタレーション installation at a botanical garden

土壁と植物の融合を試みた作品。土壁は乾かないと壁にならないが植物を植えると水を毎日やるので意外と相性が悪い。植物の根と壁があまり接しないように工夫を施している。(左官:久住有生)

野外インスタレーション outdoor installation

縄と土を使ったインスタレーションで構造のフレームは地元でとれた雑木で、原木のまま使用している。壁は自然とうねった造形になっている。丸く並べた柱に縄を水平方向のみ張り巡らし、土をはけ塗りした壁は、調湿効果と視覚的な効果が合わさり幻想的な空間とした。また内部には制作で残った縄で納豆型の椅子を作った。 (協同:木村謙一)