自然素材講座 第5回 木材の品質

樹種と部位

木材の品質を考える前に、木材を建築に使うときに樹種によって使用箇所が異なる点が挙げられる。特に基礎廻りなど耐久性を必要とする部分には桧やヒバなどの耐水性に優れている樹種を選定する。また室内の意匠的な部分にはスギなどの木目を重視した素材が好まれる。特殊な樹種は銘木といわれ専門店で扱われ、通常の材と区別される。上記に明記している材は特に決まりがあるわけではないが、価格に反映しているので実際には、材の質を見分ける能力が必要とされる。前回の木材の種類と用途を合わせてみると使い方と形状がわかっていきます。

木材の等級

化粧基準として無節、小節、上小節の3種類に分けられる。挽割り材、挽角材では四方、三方、二方と材面の数によって等級を割り当てている。
構造基準としてJAS(日本農林規格)では、用材の節、腐れ、割れなど傷を考慮して、特等、1等、2等の3等級に分類される。また、慣行的に正角材や平角材では1等級で丸みのない四隅がピン角の材を特1等として分類している。

木材の構造的な性能としてヤング係数の数値が基準となっているが、材の等級とは関係なく樹種で大方決まっているので、改めて分類する必要はない。厳密には木材はひとつひとつ異なるので、木目の流れから構造材の性能を判断して使用することが大切であると考えている。

等級の表示

柱などのおおきな材では表面に印字されており、木材の品質を誰でもわかるようにしている。上記のような無垢の木材よりもベニヤなどの2次加工材の表示の方が確認すべきところで、以降で説明していきたいと思う。

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