自然素材講座 木材の収縮による狂い

木材の収縮による狂い

木材乾燥収縮による狂い

乾燥していない材で製材をすると乾燥すると狂いが生じます。乾燥していない材は意外と多いです。木取りした材が基本的に樹皮の方向(木表)に縮んでいきます。樹芯に向いている部分を木裏といいます。特に樹皮に近い部分は水分を持っているので収縮しやすい箇所になります。
乾燥収縮にともない材が反りや曲がり、捩れなどいろいろな変形をします。ひとたび変形した材は元に戻らないと考えてください。
そのため、基本的には乾燥した材木を木取りするかもしくはある程度大きな材を割いた状態で乾燥させて、もう一度木取りしていく方法をとります。
無垢の材は買い付けなどで気を付けていきますが、集成材などの2次加工品は注意が必要です。

狂いを考えた部材の使い方

狂いを考えた部材の使い方

どんなに乾燥した材でも狂いは生じるものと考えてください。特に毎日使うような建具部分には繊細な動きをするので材の使い方に工夫が必要です。基本的には収縮を考え、床材は木表を上に使用していきます。また、引き戸の上下に使用する敷居、鴨居は建具側を木表に使用していきます。
また、木表は、木裏よりもつるっとした仕上げができるので、人の手に触れる部分では木表を使用していきます。
また長手方向の狂い関しては、できるだけ調整していきます。短い材であれば、製材するときに狂いの少ない面を基準にカネ(直角)を出していきます。4m以上もある材のカネを出していくには(狂いを直す)、現在では大型機械を使用します。あまりに大きく変形した材は使用しないことにあります