about

建築学科修了後、淡路島で左官職人に師事し、
土壁をはじめとする伝統的な建築技術や、職人の現場を通して
建築のものづくりを体感してきました。

設計者という立場にとらわれず、
現場監督や作業員として建築に関わることで、
図面だけでは見えないリアルな建築と向き合ってきたことが、
今の設計の基礎となっています。

日本の伝統建築に根付く技術は、
人の手で扱える道具を基本とし、状況への対応力に優れています。
その技術を現代の建築に生かし、
木や土といった自然素材の力を引き出すことで、
これからの社会に求められる建築をつくりたいと考えています。

私たちが大切にしているのは、
クライアントの思いや背景を丁寧に受け止め、
敷地の環境や条件を読み取りながら、
快適で美しく、時間とともに価値を深める空間をかたちにすることです。

設計にとどまらず、現場で考え、素材と向き合い、
職人との協働を通して、
クライアントと共に最良の建築をつくり続けていきます。