土と左官でつくる、ユーモラスなアート空間 廃校をアート空間に替える「大地の芸術祭」参加作品土間・塗り壁の技術を掛け合わせ、素材の実験を重ねながら制作した会場デザイン。(左官 小沼 充 他) 会場テーマ「土」の世界観を象徴するエントランスゲート。素材の質感を最初に体験できる入口。土間から塗り壁へと切り替わる難しい造形。左官の配合調整を重ねて仕上げた部分。展示サインも漆喰で制作。手仕事ならではの柔らかい表情が空間に馴染む。床がそのまま天井へと立ち上がる、らせん状のエントランス。境目のない不思議な空間体験。地元で“べと”と呼ばれる強い粘土を用いた版築とサボテンを組み合わせた展示。(植栽 柴田柚実子)約30m続く低い版築の壁。膨大な作業量に向き合いながら素材の個性を引き出した。自然素材でつくった軽やかな小屋。来訪者を優しく迎え入れるエントランス的存在。茅葺きの小屋。かつての技術者の労力と知恵に思いを馳せる象徴的な造形。藁と雑木によるインスタレーション。自然素材のみで構成された素朴で力強い空間。会場内で使用した椅子もデザイン。隠れ家のような落ち着いたスペースを演出。「うぶすなの家」の中庭に設置した食事用テラス。木組みの陰影が心地よい場をつくる。屋根から光がこぼれる仕上げ。夏のイベントに合わせ、涼しさと開放感を生む空間に。多くの来客が楽しんだ作品。建築のようでアートのような、職人技を超える自由な造形物。 前に works一覧に戻る 次へ