みかわち焼展示|伝統磁器を引き立てる“白と陰影”の展示空間デザイン 400年の歴史を持つ「みかわち焼」を紹介するため、器の白さと精緻な絵付けが最も美しく見える空間を追求した展示計画です。背景の色・光の角度・什器の高さを細かく調整し、繊細な磁器が浮き上がるように設計しています。展示構成はあえて最小限に抑え、作品そのものが“語る”場をつくることを重視。伝統工芸の魅力を静かに、しかし力強く伝えるためのミニマルな空間デザインです。 白を基調とした展示空間。大型グラフィックと透明感のある展示ケースで、器の美しさを引き立てる構成。 白い背景に青絵が映えるよう、色彩計画を調整。 みかわち焼の繊細な絵付けが際立つ展示デザイン。 照明はやや落とし気味に設定し、鑑賞者の視線が作品へ集中する環境を整備。導線はシンプルな直線計画。周囲を気にせず作品に向き合える静かな鑑賞体験を意図。 12角形を半分にした特注展示ケース。想像以上の存在感があり、展示空間の象徴的な要素に。 会場に不足していた休憩性を補うため設計したベンチ。展示と調和する最小限のデザインとした。 展示位置の奥行きをだすため、視線が抜ける構成を採用。空間に開放感を生む工夫。 来場者の動線とスタッフ動線を考慮し、販売カウンターを斜めに配置。 会場のリズムと回遊性を高め、販売も好調に。 前に works一覧に戻る 次へ