concept/ 設計の姿勢

long-life raw material/ 息の長い自然素材

建物・空間に合わせた自然素材を採用していきます。ネットやカタログの情報だけで判断するのではなく、
我々の目で一つ一つ確認し、職人の素材情報を聞き出したりして選択の幅を広げていきます。

craftmanship /ものづくりの現場主義

現場の職人と対話しながら設計・監理を行っていきます。図面で伝えならない部分や工事になって初めてわかる部分に対して工事の修正を迅速に進めていきます。

thorough explanation /丁寧な説明

建築事業は、期間が長くなる場合がよくあります。当初の要望とは異なるプログラムが出てきて、変更や修正などが発生します。その時の条件を整理し丁寧に説明し迅速に対応していきます。


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わら|straw

自然素材の中でもっとも身近で扱いづらいのがわらや萱などの草です。畳もイグサを材料としています。腐りやすいのでメンテナンスが必要な素材です。

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材料を採る

ススキを屋根の茅として葺くときには秋口に刈り込みます。刈りこむ量と使用する量を考えながら刈り込みます。

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単純な作業を重ねる

刈りこんだ萱をまず乾燥させて虫などが入らないようにしてから束ねていきます。繰り返しの作業が続きます。

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土壁にもわらは使われます

稲わらを押し切りで切って壁土の中に入れます。

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竹 | bamboo

一番乾燥している10月ごろに真竹を刈ります。

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竹を割く

真竹を割竹で割いていきます。8分割用の割竹が使いやすいです。

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割いた竹を束ねる

割いた竹は乾燥させるか、管理をしっかりすることが重要です。

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竹小舞として割竹で編み込んでいきます

割いた竹は棕櫚縄を使い編み込んでいきます。

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竹小舞の上から荒壁用の土を塗ります。

しっかり竹に絡ませるように塗りこんでいきます。

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土 | clay

土壁用の色土を建材とします。

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土 を均質にする

原料を採取するときは不純物を取り除きスイヒさせます。とても時間のかかる作業なので袋詰めの土を購入するのをすすめます。

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わらなどを入れ材料を作ります

土にすなとわらを混ぜ合わせ水を入れて塗りこみます。

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泥になった土を現場に持ち込む

現場で練って塗る場合とトラックで持ってきてもらう方法があります。

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割れそうな箇所にはわらを伏みます

竹小舞の上に土を塗っていきます。両面から土を塗ると強度は増します。

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荒壁のまま乾燥させます

土を乾燥させて割れを誘発させます。これをベースに中塗りを行っていきます。

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木 | wood

プレカット以前では板図に沿って墨付けを行います。

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木に墨をつける

墨ツボと竹の墨差しでほぞの形に墨付けしていきます。

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木を刻む

墨つけた位置に沿って刻んでいきます。

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木を組む

大きな梁や土台には得sな木組みをしていきます。

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木組 | wood frame

刻んだ材木を現場で組んでいきます

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貫を入れ構造を固くしていきます

木組みでを安定させるため貫や筋違を入れ耐震壁を作っていきます。

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細部のおさまり決めていきます

窓枠や屋根とのおさまりなど細かい部分を納めていきます。

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建具枠など仕上げ材を取り付けます。

仕上げ材を丁寧に施工していきます。木を曲げたり削ったりいろいろな技法があります。

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仕上げた木部に塗装など施す

仕上げ材をそのまま使用する場合と外部など塗装する場合があります。

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自然素材×モノづくりの現場=生命感のある空間

 

当事務所は、常にクライアントの要望に応えた空間を作り上げ、人々が快適で、創造的な活動な場になるようサポートいたします。建築事業は大変高額で専門的でわかりづらい面があります。一つ一つのプロセスを大切に説明していき、工期と予算を常に透明にしていくように心がけていきます。自然素材について配慮した設計を進めていきます。

空間づくり

必要な空間を機能的に配置し使い勝手の良い空間を作ることが必要です。選択する素材によって空間の質は変わります。雰囲気と居心地の良さという空間の感覚は素材感覚によるものが大きくかかわっています。

ものづくり

自然素材は身近な素材であり、危険なものは少ないです。クライアントが参加するモノづくりが必要です。素材の選定から実際にDIYのような施工する方法など多様な参加が考えられます。参加することでいつまでも愛される建物になっていきます。

ひとづくり

建物のつくることを通して、工事に携わる人々とのつながりが生まれていきます。長年培ってきた自然素材に対する考え方に触れ、新しい発見ができると思います。また竣工後のメンテナンスにおいても、専門家の意見がきき対応していくのがとても大切と考えています。

news/ 新着情報

自然素材や設計に関する情報をブログ形式で発信していきます


建築家紹介

私は、建築の大学を卒業した後、淡路島の左官職人に師事し、伝統的な土壁の仕事や職人の現場を視察して、建築のものづくりを体感してきました。
通常の設計スタイルにこだわることなく建築の仕事をお手伝いしてきました。
ある時には現場監督であったり、ある時には現場作業員のような立場であったりしながらリアルな建築を見つめてきました。
伝統的な日本のものづくりの建築技術は、手で扱える道具を基本に展開しているものが多く対応能力がとても高いです。その技術を生かした建築を作りたいと考えております。
世界が今、脱炭素化を目指していく中で、自然素材、とりわけ木や土を中心にした建築が再評価されています。日本には建築に活用できる木々や土がたくさんあります。それらを活用するのがこれから目指すべきものと考えています。
また、一方で最新のコンピュータ技術と日本の職人技術を融合することで、いままでにない新しい建築が生まれています。いわば、バーチャルな世界とリアルな世界を融合した世界観です。古い技術を残すのではなく新しく活用していく姿勢が未来に開かれた道だと考えています。

略歴

1993年 早稲田大学理工学部建築学科卒業
1995年 イタリア政府給付生ローマ大学建築学部留学
1996年 早稲田大学理工学研究科建設工学修士修了
1996年 左官職人久住章氏に師事 ゲストハウス製作
1999年 一級建築士取得    南の島工房設立
2000年 明石高専非常勤講師
2001~2004年  明治大学理工学部建築学科兼任講師
2007年~2010年 早稲田大学理工学部建築学科非常勤講師
2012年および2015年 越後妻有トリエンナーレ 大地の芸術祭 「モグラの館」会場構成及び作品制作

受賞歴

淡路島ゲストハウス2
1999年 ・第15回*吉岡賞 (現在 新建築賞)

□ INAXライブミュージアム 土・どろんこ館
・2007年 ・第12回人にやさしい街づくり賞
・Good Design(グッドデザイン)賞
・第39回 中部建築賞
・2008年 ・第15回愛知まちなみ建築賞

□ 建築陶器のはじまり館
・2013年 日本建築学会 建築業績賞

□ つくるガウディ展
・2017年 第12回西洋美術振興財団賞 文化振興賞


対象としているクライアントの方

  • インテリアや建築デザインに興味があり積極的にものづくりに参加したいと思っている方
  • 自分でできるだけ行動して見える形で建築をすすめていきたい方
  • 一定のデザインを保ちつつ建設コストを抑えていきたいと考えている方
  • 自分なりのリフォームや新築を目指したいと思っている方
  • 自然素材に興味があり実際に使用した家づくりがしたいと思っている方

お問い合わせ

自然素材に関する建築設計のご質問・お悩みがありましたら、お問い合わせください。