テラコッタパークは大正末期から昭和初期にかけて作られた建築陶器を屋外に展示したスペースです。

夜にはぼんやりテラコッタ(建築陶器)が幻想的に浮かび上がるようにフットライトで照らしています。

障がい者の人も鑑賞できるようにスロープでのアプローチになっております。植栽の豊富な空間に作品が設置させ四季折々の植物が楽しめるように計画させています。

作品は陶器でできているため軒下であれば十分とのことで手で触れることもできます。

コンクリートの打ち放し壁は通常のコンクリートパネルにべニアの割いたものをあてがい壁に水平のラインをつくっています。

作品が巨大な陶器なのでそれを支える壁はコンクリートで作りました。テラコッタがつくられた時代もちょうどコンクリート造が耐火建築として再証され始めて時代でお互いの素材を生かす形になっています。

一つ一つの作品には歴史があり、またすでに失われた建物の一部として保存していることの価値を少しでも見学者に体感してもらうことを最大のテーマとしました。

テラコッタパークは大正末期から昭和初期にかけて作られた建築陶器を屋外に展示したスペースです。

建物と作品とが融合するような空間を目指してデザインしました。簡素ですが力強さを表現しようと思いました。

手すりも3dcadを使用してデザインしました。

黒のテラコッタは今回弊社がデザインしたもので試行錯誤して生まれたものです。軒下の椅子もデザインしました。

シンメトリーの建物にして中央に帝国ホテルの柱を据えております。天井を低くしながら内部は大きな空間としています。これは復元された帝国ホテルを見学した時に体感した印象を自分なりに表現しているところでもあります。

中央には帝国ホテルの実際に合った柱で、フランク・ロイド・ライトが設計した建物の一部です。

室内展示としては建築陶器の編成を年表を使いながら説明しました。

足元の洗い出しもきちんと施工しています。狭い空間の中にいろいろ体験・体感できる空間を用意しております。

かまぼこ型のテラコッタと黒のスクラッチタイルの詳細 テラコッタ時代の雰囲気を出したデザインです。

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