雑木と縄と土のインスタレーションです。雑木の有機的なフォルムに着目し土と縄で覆われた空間です。

自然なものを中心に据えた造形です。一つ一つは少し加工した素材です。

子供のころ思い描いていた秘密基地のような感覚で製作しました。

生の木を縄で巻くことで別のものに見えてきます。

三脚のように組み合わせて気を組んでいるので構造的に最も安定した形をとっています。

土を使うと和風なイメージが強いですが、和風ではない表現は無限にあって素材を和ではないものを使うことで表現は多様に広がります。

雑木は実際に伐採している山に入りお願いしていただいています。材料を探しながら、町の経済状態や生活の状態などがわかってきます。

トラックで運んでもらい一本一本形を見ながら配置を決めていきます。

養生シートの上に柱を立てていきます。建物に固定せず自立しています。

くみ上げるときはいろいろな角度からの形を見ながら決定していきます。

透けている縄の壁はとても大変でしたが楽しいひと時でした。

鏝を使わず刷毛で土を縄に塗り付けていきます。

縄に土を塗るという工法は今回初めてしました。縄文時代の復元された小屋を見て考えだしました。

始める前の模型ではまだ漠然としたものでしたが、製作を始めていくとだんだん盛り上がっていきます。

椅子も荒縄と余った材木で作りました。簡単で楽しい椅子です。

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