煙突のリニューアルプロジェクト
大正期に作られた煙突をいったんばらし、芯の部分にコンクリートを作り再度積み上げています。
レンガの積み方やひびの入り方など丁寧に調査しながらレンガを取り除いています。
形の異なるレンガの数を把握し、レンガをひとつひとつ丁寧に取り出しています。
地震で崩れないように中央にコンクリートの筒を作り構造体とします。
コンクリート躯体とレンガを緊結するため金物を2層ごとに打ち付けて崩落を防いでいます。
煙突のレンガ職人は現在いないので窯をつくり職人に積んでもらいました。モルタルでのレンガ積みはあまりしていないとのことで建築系の職人ではないことを感じました。
調査したものを図面化したもので地震で倒壊して積みなおした個所やそのままに残した個所などを割り出しました。
創建当時の煙突の姿に戻すため補強用のアングルの筋違は取り付けていません。すっきりした煙突になっています。
お問い合わせ
自然素材に関する建築設計のご質問・お悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。