工事監理とは何か

1階コンクリート部分の配筋が進んでいます。設計図とおりに進んでいるかチェックするのが監理業務ですが、言葉以上に大変です。
}特にコンクリート工事はデリケートで、配管配線を壁の中に埋めてからコンクリートを流し込みそれ以降は変更できない部分であります。
また、自分でつくるわけではないので作業を進める職人に図面を説明していくという作業となります。最近は3Dでの立体的な表現がPCでできるので画面を示しながら見えない建物の話をしていきます。

電気工事の中でも特に調整が難しいのは弱電です。
弱電関係は開発のスピードが激しいので、勉強しながら試していくという感じです。
まずは使い方をクライアントから聞き取り器具の選定やシステムの構築のたたき台を作り専門業者と打ち合わせをしていく作業になります。
また器具の取り換えも頻繁に発生するので取付には気を使います。

設計という仕事は、初めは妄想と現実のはざまを行き来しながら形を決めていく楽しい作業です。その後工事の段階に入ると法規、予算、工期と次から次へと問題をこなしていくことになります。この段階になると明確なデザイン意図を出していくことがとても大切になります。クライアントとの交わした会話が決め手になるケースもあります。これまで築き上げてきた信頼関係が、最後の質を決めていくものだと感じております。

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