壁画修理
戦後間もない時に製作されたモザイク壁画の修繕計画です。建物の解体に伴い絵画だけはぎ取ってきたものです。
解体最中に切り取られたとのことでかなり破損の多い状態で持ち込まれてきました。
修復するにもキャンパスが脆弱であったためまずは裏打ち用のコンクリートを打ち込みました。
パーツに分かれたものをまたひとつの絵に再構成できるようしていきます。
エッジ部分のタイルの破損をどのように修復していくのかまだ決めていませんが、時間がかかる作業となるでしょう。
タイル職人の話では、あらかじめ製作した下絵の上にモザイクタイルを並べ仕上げ面に紙を圧着して、実際の壁に貼り付けたものだろうと推測していて、画家とタイル職人とのコラボレーションで生まれたものだと感じました。
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